平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(158)

JRから山陽電車に乗り換えて、須磨浦公園駅まで移動する。
駅に着くと、そこからはまず、「須磨ロープウエイ」にのって鉢伏山まで移動しなければいけない。
山から吹いてくる風は、大阪のアスファルトの照り返しにウンザリしている凡の身体を爽やかに癒してくれているように、優しく首元を通り過ぎていく。
ロープウエイを降りると、今度は「カーレーター」という乗り物に乗り換えて更に上に移動していくのであります。
このカーレーターという乗り物は、ダウンタウンの松本さんと浜田さんのテレビ番組でも紹介されたようで、非常に変わった乗り物です。
2人乗りのボックスが、ベルトコンベアーのようなローラーのようなものに乗っていて、上に移動していくのですが、そのローラーの上を移動するときの振動がダイレクトに身体に伝わってきます。

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パンフレットにも「これが日本一の乗り物」「テレビでお馴染み」と書いてあって、説明に「驚きの揺れを体感しながら、、、。」とあります。
でも、これを設計した人も、これを注文した人も、途中でこれはちょっと奇妙だぞなんて思わなかったのだろうか。
普通に考えてももっと快適な乗り物が出来ただろうに。
わざとだったら、これはエライですね。
でも、真剣に作ったとしても、またエライかもしれない。
そんな揺れを体感して着いたのが、「回転展望閣」。
昭和33年に出来たレトロな建物と説明されている。
それに合わせてなのか、中に入ると古いレコードのジュークボックスがある。
ミニボンがサザンの「勝手にシンドバッド」を入れたけれども故障していた。
100円レトロなジュークボックスにむしりとられる。
2階はゲームコーナーになっていて、凡は昔のインベーダーゲームに挑戦。
昔もヘタだったけれど、今もすぐに負けてしまった。
そして、3階は回転カフェになっている。
ここで昼食タイム。

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凡はミートスパゲッティー。ミニボンはドライカレーを注文。
スパゲッティーは、少し太めの軟らかい麺で、学食風のミートソースが掛かっている。
どちらも、上手にチンが出来ていて、ムラなく温まっていて美味しかった。
観光地のスパゲッティーはこうでなくっちゃ。
間違っても本格的なイタリア料理であってはならない。
ものすごくゆっくり回転しているフロアからは、神戸空港や明石海峡大橋がはっきりと見える。
神戸空港から飛び立つ飛行機がほとんどないのが寂しい。
聞くところによると、1時間に1本程度の発着らしい。
でも、そのうち中国からの直行便などが増えてくるかもしれないですね。
昼食を終えると、今度は更に「リフト」で「須磨浦山上遊園」へ移動する。
ここでも山からの風を直接感じて涼しい。
須磨浦山上遊園に着くと、ほとんどお客さんはいない。
でもそれが貸切のようで楽しい。
遊戯施設というのもほとんどない。
「ミニカーランド」と「サイクルモノレール」だけだ。
折角だから、サイクルモノレールに乗ることにする。
地上3~8メーターの高さのレールの上を二人乗りの自転車で回るのであります。
これも子供用の乗り物なのでペダルを漕ぐのに足がキュウキュウです。
何とか走り出したら思わず叫んでしまいました。
「助けてー。」
いくら3メートルから8メートルと言っても、山の上にあるんです。
それもレールの上に自転車が乗ってるだけなんです。
なので、乗っている自転車の横はスカスカなんです。
スカスカー。
凡はものすごい高所恐怖症であります。
「怖い。怖いんです。」
そんな凡を見てミニボンが大笑いするのを無視して、怖さに身体をクネクネさせながら、何とか早くこの乗り物から降りたい一心で漕ぎまくりました。

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降りてからみると、そのレーンは凡が手を伸ばしたら掴めるぐらい低いのですが、凡の高所恐怖症もそうとうだなと自分で可笑しくなりました。
この遊園には噴水ランドもあり、家族でのんびり来るのにはオススメの場所なんじゃないでしょうか。
さて、まだお昼過ぎだ。これからどうしようかな。

コメント

  1. oriver より:

    このロープウェイ、いいですネ~
    浅草の花やしきのジェットコースター(キレイにする前の)といい線いってるぅ♪
    もうこうなったら、最新がレトロかどっちかが楽しいですよネ!

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、oriverさん。
    そうですよね、かっこ悪いのが、カッコイイですよね。
    当事者は真面目に作ったんだけど、他の人が見たらダサいっていうのがいいですよね。

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