散散歩歩（16）無為な連休。

休みとは嬉しいものですね。
しかも、連休となると何か特別なことをしたくなるものではないでしょうか。
旅行へ行くのもいいし、映画を見に行くのも楽しいだろう。
なんなら２日間、韓流のドラマのＤＶＤを借りてきて全話ぶっとおしで見るのも一案だ。
凡は一昨日と昨日と連休だった。
なのであるが、二日間、凡は家でクーラーをかけながらゴロゴロしていた。
子供の頃、遠足に行くのを楽しみにしていたのだけれど、当日になって熱を出して欠席になる子がクラスの中に１人ぐらいいたのではないでしょうか。
その１人が今日の凡であります。
1週間ぐらい前から、もともと鼻が悪いのですが、特に詰まるようになって、体もだるく、おかしいなと思っていたのです。
それで市販の風邪薬を飲んでそのまま放っておいたのです。
すると、治りもしないかわりに、ものすごく酷くもならない。
ずーっとメチャクチャ鼻が詰まって、体がだるく、調子の悪い状態で１週間が経ちました。
凡は病気がダメなんですね。
ちょっと調子が悪いとすぐ薬を飲みたがるし、テンションも激下がりなんです。
仕方なく、休みだけど近くの病院に行きました。
診断の結果、凡でも想像できる風邪でありまして、何となく「何や大した事ないのにオーバーやな。こんな風邪ぐらいで。」というような目で見られて自宅に帰ってきました。
何か凡は病院に行っても軽く見られるようで寂しいのであります。
前に胸の痛みを覚えて病院に行ったのですが、「そんなに心配やったら精神安定剤出しましょか。」と言われました。
、、、解ってくれない。
とはいうものの、それほど酷い症状じゃないので薬を貰って帰ってきました。
薬のせいか急に眠たくなり、少し寝てしまいました。
折角の休みなのに、「悔しい。」
悔しいと思いながらも、ウトウトしてしまう。
テレビを見かけてはウトウト。
本を読み出してはウトウト。
ウトウトはするものの、鼻が詰まっているので寝るまでは至らない。
一昨日は一日「無為」なり。
夕方ミニボンがパートから帰ってきた。
普通は風邪ならうどんとか消化のいいものを食べるのかもしれない。
しかし、風邪と言っても、ふだんより軽い症状だ。
ここは体に言い聞かせよう。
「凡は今、風邪ではない。断固として病気じゃない。」
その証拠を体に見せつけなければいけません。
そうだ、焼肉だ。
焼肉を食べて元気を出そう。
いや、凡は今元気だからこそ焼肉を食べるのである。
それも普通の焼肉ではいけません。
「焼肉食べ放題飲み放題。」これだ。
これでこそ体に元気だと言い聞かせることが出来る。
という理論で暑いから外出したくないと嫌がるミニボンと焼肉の食べ放題に行きました。
大いに飲んで食べて、満足だ。
帰ってきてウトウトして目が覚めると頭が痛い。
これは風邪の頭痛か、はたまた飲みすぎの頭痛か、どっちなんだろう。
そして、翌日になり、症状はなにも変わらない。
ということは、薬も、ウトウトも、焼肉も何も効果はなかったということだろうか。
そして、昨日も一日「無為」に終わってしまった。

（薬を沢山貰うと何となく嬉しいと感じるのは健康の有難さを知らないからでしょうか。）