旅行に行きたいのですが、休みがありません。
そんな時は、テレビなどの旅番組を見て行った気になります。
「あ、ここ行きたいなー。あ、これも、食べたいなー。」なんて言いながら、いつ行けるか判らない旅行の計画を練りながらビールを飲むのが楽しみです。
バラエティー番組でも海外や地方の面白い情報を取り上げたものもよく見ていました。
昔なら、「なるほどザ・ワールド」という番組があって、いつか凡も海外旅行をしたいなと思いながら見ていた記憶があります。
最近は、日本の各地のちょっと変わったものを紹介する「ケンミンショー」もよく見ています。
日本の中でも思いもよらない風習や食べ物があるものですね。
青春18きっぷを買って、ふらっと旅に出かけたくなります。
でも、それも休みがないので出来ません。
このテレビ番組は結構人気があるのでしょうか、その影響かどうかは知りませんが、先日近くのスーパーに行くと、「赤いきつね」の東西食べ比べというのをやっていました。
こういうのは、思わず手が出てしまいますね。
見た目はほとんど同じです。
関西版の方には、「関西」の文字があります。
そして蓋を開ける部分に、
関東版は「鰹だし!香る!うまい!」
関西版は「昆布だし!鰹だし!うまい!」
と書かれています。
そんなに「!」が必要か少し疑問ではありますが、だしにこだわっているのが解かります。
早速、お湯を入れて作ってみました。
明らかに汁の色が違う。
関東版は醤油の色が濃いですね。
そして、食べてみたところ、関東版は醤油の味がかなり利いていますね。
駅で食べる立ち食いそばの汁の味に似ているような気がします。
それに比べて、関西版は甘いです。
昆布の甘さが利いています。
江戸時代に松前船で昆布を運んでいたお蔭で関西で昆布味の文化が生まれて、その文化が赤いきつねにも受け継がれているなんて、ロマンだ。
モンブランはマロンだ。(これは関係ないが。)
見た目は関東は濃い味、関西は薄味のように見えます。
また、一般的にも関西は濃い味、関西は薄味と言われているようです。
そして、関西人は関東の濃い味をどこか田舎者の味として、馬鹿にしているところもあるようです。
しかし、よく観察してみると、見た目の感じは関西は薄味ですが、味自体はしっかりしています。
関西は薄味というのは、案外そうでもないようです。
勿論、京都の料亭の懐石料理なんかは素材の良さを活かすためとかいう理由でかなり薄味なようです。
でも、関西の普通の料理は薄味じゃない。
周りをみても大阪では濃い味が好きな人が多いようです。
大阪の名物と言えば、お好み焼きやたこ焼きでしょう。
これなんかは、たっぶりとソースをかけて食べます。
二度づけ禁止の串カツなんかは、もう串カツをどっぷりソースにつけて食べます。
どう考えたって薄味じゃない。
それなのに、どうして関西人は薄味であることを主張することにこだわるのだろうか。
昔むかし、都があって文化が栄えたことを今でも自慢したいのかな。
関西人諸君!
みんなで声を揃えて全国に向けて叫ぼうではありませんか。
「関西人は濃い味が好きだーーー!」
コメント
さすが凡蔵さん
二つの赤いきつねを一度に試すとは
でも一度に比べたからこそ、その違いがはっきり判ったんですよね~
非常に参考になりました
とっちゃん、ありがとう。
カップ麺も、東と西では味が違うと聞いていたのですが、その2つを売っているとは思いませんでした。しかも、近所のスーパーで。
きっと、他のインスタント麺も探せば東西で違った味にしているメーカーがあるでしょうね。
食べ比べは面白いですネ!
私大阪に住んでいたことがあるので、インスタントラーメンの味の違いは知ってましたが、食べ比べた事はないのです。こうして見るとスープの色が全然違うんですネ~
納豆も違うって知ってましたか?
比べた事ないですけど、大阪の友人は関西版は食べられるけど、関東版は無理!って言ってましたよ~♪
当たり!関西は決して薄味ではないです♪しっかりお味がしています。だしを活かす料理法が多いのかも知れません(*^_^*)
ありがとう、oriverさん。
へぇ、納豆も関東と関西で味が違うんですか。
そういえば、子供の頃納豆は臭いっていうイメージがあったのです
でも、今は臭いとは思わないのは嗜好が大人になって変わったんだと思っていたのですが、納豆の味自体が関西に出荷する分は変わったのかもしれませんね。
一度、関東の納豆を食べてみたいですね。
どのくらい違うのかな。
あ、oriverさん、大阪に住んでられたんですね。