平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(42)

それにしても、凡は「緊張しー」(これは大阪弁です)というか、
「あかんたれ」(これも、気が弱い的なニュアンスです。)なんだろうと思う。
何でもないことに緊張してしまう。
緊張すると汗がどっと出てくるんです。
その量は半端じゃありません。
特に、手と足がすごい。
ジェットコースターに乗るときなんか誰でも手に汗がでると思うんですが、凡の場合普段何もしない状態でも手のひらにじっとり汗をかいていることが多い。
なので凡は握手とういものが大の苦手です。
相手の人に申し訳ないんです。
こんな汗でじっとりしている手と握手するのは嫌だろうなと思いながらするのは、かなり苦痛であります。
その汗の量のすごさは、百貨店の紙のショッピングバッグの持ち手のところを、手からこんこんと湧き出る凡の汗で切ったことがあります。
紙の持ち手が汗でふやけて溶けてしまったのです。悲しかったです。
コンビニなんかでも最近はお釣りを渡す時に、お客様の手を軽く握って渡してくれることがあります。
丁寧さをアピー
ルしているんでしょうが、あれは不要です。
勿論、可愛い店員さんに手を握ってもらってお釣りを貰うのは嬉しいですよ。
ココロのかなで「わーい。」と喜びつつも「ごめんね、汗びっしょりで。」って謝っています。
店員さんが可愛い女性の場合はいいですよ。
何度か男性の店員さんから手を握られたことがあります。
しかも、相手も小太りで手のひらがしっとりしていました。
「しっとり」と「じっとり」の競演。
そんなのいらない。
そのあと手を拭きたかったけれど、それは店員さんもおなじだろう。
足の裏もそうである。
じっとりと汗をかいている。
京都に遊びにいって、お寺なんかを拝観するときも、廊下に凡の汗の足跡がつく。
凡が学生のころ、足の裏が白くなったことがあって皮膚科のお医者様に行きました。
何か細菌が繁殖しているのかもしれないと先生に言いました。
凡の足の裏をみて先生は言いました。
「これは汗やな。」
「汗?」
「汗で、足の裏がふやけて、白くなってるんや。お風呂に長い間入ったら白くなることあるやろ。汗や、汗。」
結局、皮膚科の先生に制汗のスプレーを貰って帰ってきましたが、まったく効果はありません。
今では、凡は研究に研究を重ねて、足の汗は数種の制汗剤の組み合わせで何とか乗り切っております。
でも、手の汗はどうしようもないんですね。
そうだ、ソウルで制汗グッズを探そう。

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