平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(20)

インターネットの発達といえば、凡にとっては旅行以外にも大きなメリットがある。
通信販売である。
凡は健康オタクというほどではないが、健康グッズやサプリメントなどが大好きなのです。
テレビでも、ドラマ仕立ての健康番組などがあるが、ビデオに撮って必ず見ている。
見ると必ず、凡もそのドラマに出てくる病気になっているんじゃないかと疑心暗鬼になってかえって精神上良くないのであるが見てしまう。
それで一度、凡は年に何度か胸がキューとどうしようもなく痛むときがあって、テレビ番組の中のひどい病気に掛かっているんじゃないかと思って医者に行ったことがあるのです。
それはもう、本当に痛いのです。しかも、確実に年に2、3度起こるのです。
でも、一年の内、363日はなんともありません。
しかし、本当に確実に2日は痛い。それも30分ぐらい。
それを真剣に訴えました。
しかし、今はどうもないので説得力がありません。
真剣に相談に行った凡に先生は
「そんなに心配やったら、精神安定剤出しましょうか?」とおっしゃられたのであります。
どうも凡はそういう悲しい星のもとに生まれているようです。
頭のこめかみのところが、これまたものすごく痛いときがあったのです。
しかも、1週間ぐらい続いて毎日痛いのです。
市販の鎮痛剤を朝昼晩と飲み続けても直らないのです。
でも、仕事がどうしても休めない。
1週間鎮痛剤で我慢しました。
その間、ミニボンにその痛さを何度も訴えたのですが、大袈裟やなと気にもとめてもらえなかったのです。
それで1週間経ち、いよいよ明日休みだから医者へ行こうと思い痛みを我慢しながら眠りについたのです。
しかし、翌朝起きると、何故か昨日までの痛みが嘘のように、すっきりと消えています。
あれ?おかしいな。
しかし、ミニボンに大袈裟だと言われた手前もあり病院に行かないといけません。
どうぜなら、徹底的に調べてもらおうと大学病院に行きました。
きっとどこか悪いところがあるに違いないのだから。
「こめかみがものすごく痛いんです。」と凡は昨日までの痛みを訴えました。
すると先生は「今はどうですか?」
「それが、、、今は痛くありません。先生!昨日までは本当に痛かったんです。鎮痛剤を飲んでも痛みが治まらないし、、、、、。」
「今、痛くないんだったら、それでいいんじゃないかな。もう少し様子を見ましょう。」
診察は5分も掛かりませんでした。
どうしてこんな不幸な事がおこるのだろうか。
勿論痛みが治まって良かったのであるが。
帰宅した凡にミニボンはやっぱり大袈裟やったんやと言いました。
そうだソウルのお医者さんだったら解ってくれるかもしれない。

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